人はなぜ山に登るのか?
答えは、そこに山があるから—
そんなムチャクチャな理屈でも納得させてしまう謎の魅力を持つ、それが山です。
日本に数ある山の中でも最もメジャーと思われる富士山とその家来の愛鷹山を北に、箱根山を東にと沼津は有名な山で囲まれています。
しかし沼津市民の心の支えとも言える山はそのどちらでもありません。
これを読んでる市民の方はもうお分かりですよね。
そうです。香貫山です。
ってかタイトルに書いてありますね。
今日はそんな我々沼津市民の心のオアシス、魂のふるさと、最後の砦とも言える香貫山をご紹介したいと思います。
最後まで宜しくお願い致します。
ということで早速トライ開始!
【ヤーマン】
ここから登り始めると最初に現れる試練がこちらです。
【厳しい現実】
【もはや史跡だろこれ】
いきなりの廃墟攻撃に市外の皆さんはひるむかと思います。
こちら、私が知った頃にはすでにこれに近い状態で、一時どこかの会社の事務所?資材置き場?になっていたのですがそれも夢の跡。
夜に登るとここの前を通るのはちょっと怖いです。
ってか近所の子供とか危ないなーここ。
どうにかならないんですかね。
なんて思いつつ登っていきます。(まだここは車で行ける)
やがてたどり着くなり現れる厳しい現実です。
ここより先は徒歩のみでしか行けないのです。
【落石もあるよ】
もちろんスケボーやセグウェイなんかもダメだとは思います。
ってかセグウェイ乗って山に登るヤツいねーよって話ですが。
ここから先を徒歩で登るために駐車スペースに車を停めて降りるとそこには!
【DON'T THINK,FEEL】
黒人格闘家とか出て来そうな雰囲気の建物ですが、こちらは戦没者慰霊塔です。
ここは香陵台といって公園になっており、小学校低学年の遠足なんかでも来たりします。(筆者も遠足で来ました)
【自由に舞え子供たちよ】
沼津の治水の神(ゴッド)、植田内膳さんの何らかの石碑も建っています。
【ここで遊んじゃダメよ】
空は晴れ渡って澄んだ空気に満たされています。
ってかすごくいい天気。ばっちり。
カンカンの晴れ。
いい天気過ぎてメチャ暑い。
何も考えずに普通の格好で来て若干後悔してるよ。
登る日のチョイス完全に間違えてるだろ。
【木漏れ陽を浴びまくり】
ということでここから徒歩で登り始めます。
登山というほどタフな感じではありませんが、ルートには一応イージーモードとハードモードがいくつかあります。
ここは王道のイージーモードで登山開始。
暑いしね。
【まーがーりーくねったー】
新緑の息吹を浴びながら山道を歩くのは気持ちいい!
育ち過ぎてて景色はイマイチ見えないけど、それでも静かな中で小鳥のさえずりや風の音に包まれるのは野生の本能を呼び起こしてくれる気がします。
今なら木の皮とか食えそう。
*ここからしばらく似たような景色が続きますので写真は割愛します
そして登ること20分(適当)、ついに初のエンカウントが!
【野生の鋭さを失ってる】
【めっちゃキバ抜かれてる】
【ってかみんなだらけ過ぎだろ】
昨今の猫人気にあやかってとりあえず猫の写真を多めに載せてみました。
猫ファンの皆様はお楽しみ下さい。
ということで、いよいよ目的地の展望台は目前!
【最後の試練】
ここか?ここを登れば着くのか?
周りを見渡すとそこに看板が!
【情報ゼロってか直そうよこれ】
まぁ多分とりあえず高いところ目指して行けって私の経験則が言うので先ほどの階段を登ってみます。
登ること1分(適当)、ついにたどり着きました!
【ソビエトにそびえとる】
大きな展望台ですね!
こんなスケールの大きい建物のふもとにいるのは我ただ一人。(あと猫)
見渡すとそこには橋が!
【す、スケールが大きいって…】
気を取り直して、写真とともに擬似展望行ってみましょう!
ってか前回のゆるスポも擬似展望してたなオレ。
昔の偉い人が言ってました。
バカとなんとかは高いところが好きって。
【うおーめちゃいい景色】
【御殿場方面も見えるよ】
【惜しくも富士山見えず】
しばし景観を楽しんでいると…発見してしまいました…
【誰だ…お前は一体…誰なんだ…】
見つけてしまった以上、行かないわけにはいかない。
なぜなら、そこに山があるから。
まぁ今も山にいるんだけど。
ってことで向かってみることに。
先ほどの看板もあてにならず、先ほど研ぎ澄ました野生の勘を頼りに歩いてみます。
するとすぐに看板発見。
【山頂か…ってか…夫婦岩…気になる…】
そこに頂がある限りは登ってしまうのが登山家の悲しい性、ここからハードモードを覚悟して登り始める。
すると思った以上にすぐに到着。
【え?ここ?】
【理想とは手に入れた瞬間つまらない現実に成り下がる】
そんなこんなで思ったよりあっさり登頂してしまいました。
この後はそのまま流れでなだれ込んだハードモードをひたすら下り、夫婦岩を見たりおもむろに現れる水道にひるんだり看板のない分かれ道で軽く迷ったりしながらどうにか香陵台までたどり着きました。
ここから軽く写真で追ってみましょう。
【とにもかくにも夫婦岩】
【見よこれが伝説の夫婦岩だ】
【ちなみにハードモードはこんな感じ】
まぁ迷っても死なないぐらいの山だから大丈夫だろなんて思っていましたが、案外先が見えないと不安になりますね。
心配性の方は是非マップなどの下調べをしてからハードモードにトライして下さいね。
山は自己責任、信じるのは己の拳のみということを忘れずにお願いします。
ということで今回ご紹介した香貫山、いかがだったでしょうか?
近所だけど登っていない方もいらっしゃると思いますので、ぜひトライしてみて下さい。
展望台は静かで景観も良くてオススメですよ!
あと猫もたくさんいます。
それでは最後に、山を歩いている途中に訪れたお客さんの写真でお別れしましょう。
また会う日まで!
会えるときまで!
【こっちの水は甘い…糖尿!?】
香貫山
静岡県沼津市上香貫
年中無休
24時間営業(夜はイノシシが出る可能性あり)
*沼津市非公式さんさんガール(仮)募集中!詳しくはこちらから!*
PROFILE
- Takashi Endo
-
ロックバンド「GOOFY'S HOLIDAY」のボーカル/ギタリスト。
1994年に結成後、全国のライブハウスを股にかけて活動中。
「インディー界一のツブシのきく男」「バンド界の激安グルメ王」「元気の国の王子様」「マスターオブ弾きたがり」など様々な異名を持つ。
バンド以外にも沼津市でMUSIC BAR「Quars」を経営したり「Tube Drive Records」という弱小レーベルをやったりとそこそこマルチに活躍、どれもまんべんなく儲かっていない。
愛する地元と地球をよりよくするため出来る範囲で健闘中。
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