門池〜ホトリー・クルー〜

生きとし生きるものに欠かせないもの、それは水です。

全ての生き物は水から生まれ、あるものは植物に、あるものは昆虫に、あるものは動物にそれぞれ枝分かれして行きました。
古代の文明も全て潤沢な水のある場所で繁栄して行きました。

全ての生命の、母なる水。

川、池、海…人はそんな水が集まる場所を眺めると本能的に心が安らぐのでしょうね。

本日は沼津市民にとっての安らぎと憩いの場所、門池(かどいけ)をご紹介したいと思います。

成り立ち

「門池ってなんだろね」と言う読者の方も多いかと思いますので、ここで簡単に門池のおさらいを。
これわかんないとこの記事ちんぷんかんぷんですからね。

門池は、沼津市の門池というエリアにある池です。(そのまんま)
まずはデータを確認してみましょう。

◾︎東西 約600メートル
◾︎南北 約300メートル
◾︎周囲 約1,700メートル
◾︎貯水量 約46,000トン
◾︎最大貯水深 約6メートル
◾︎平面積 約8.14ヘクタール

どうですかこのピンと来ない感じ。
とりあえず「そんなに大きくはないよ」という事ぐらいしかわかりませんね。

説明の看板に成り立ちも書いてあります。
要約すると「灌漑用水として色々あったけど頑張ったんだよ」という事でした。

 


【詳しくはこちらをどうぞ】

 

さてそんな門池ですが、早速見てみましょう!

池に行け

立地的には沼津インターを降りて2〜3分ほど直進、左手に見える某有名ハンバーガーショップを左折すると左側に現れます。
ちなみに某有名ハンバーガーショップは最近改装しました。
関係ないですが。

公園の無料駐車場に車を停めて池のほとりへと足を運びます。

 


【公園の工事してる業者さんも停めてたけどね】

 

 

さて、まずは雰囲気を見て頂きましょう。
池の入り口から最初に見えるのは出島です。

 


【いきなりクライマックス感】

 

 

この出島、鳥居と共に昔は何かしらの建屋があった記憶があるのですが、いつの間にか休憩所みたいになっています。
出島好きの方はここだけで充分楽しめますね!

さて、ほとりの散策を始めましょう。

 


【森ガールならぬ池ボー…池オヤジ】

 

 

うん。公園として素晴らしいですね。
家族でのお出かけに、デートに、散歩に、ジョギングに。
水際ってやっぱり安心します。
生活が水際の時は辛いですが。

 


【ここはサンドイッチポイント】

 

 

池の上を歩ける遊歩道もありますよ。

 


【こわーいなんつって手を繋いじゃったりして】

 

 

夏の終わりとはいえまだまだ暑さは厳しく、蝉の鳴き声もまだまだ響き渡ります。

 


【ツクツクボウシかわいい】

自由に舞え

取材の時期はまだまだ残暑でしたが、秋になると吹く風も涼しくなって気持ちいいでしょうね。
日々の心の疲れがほぐされていくようです。

 

 


【人工池だけど自然を満喫】

 

空の青さや木々の緑から生命力をチャージしているような気持ちになります。

そのまま散策を続けると恒例、遊歩道の脇に階段を発見。
脇の階段を見つけると登ってしまう性癖を生かして登ってみます。

 

 


【セミ死にまくり】

 

階段を25段登る間に見えてる範囲で5匹のセミの亡骸を発見しました。
もしや…チャージした生命力って…これじゃ…

ここを登りつめると、子供達が遊べる遊具がある公園へと繋がっていました。
この公園は二階建て(という言い方が合ってるかわかりませんが)で、上がアスレチック風遊具と大きな広場に噴水、下が小さな子供も遊べるような優しい造りになっています。
ここ専用に駐車場も用意されていたりとファミリーに人気の公園です。

 


【竜を模した遊具があるのは2F】

 

 


【夏の間は水遊びも出来るよ】

 

 


【ちびっこ達よ自由に舞え】

みんなのゴルフを独り占め

子供達が自由に舞う姿を目を細めて見ているうちにふと気づきました。

「あ。今日取材だった。」

とはいえこの公園も門池公園の一部。
間違ってはいないのですが、遊ぶ子供を目を細めて見ていると制服の人に連行されてしまう可能性があるので目を細めるのを中止しました。

という事で話を池に戻します。

道の脇に生えている樹木に説明の看板がかかっていたりと親切なサービスもあります。

 

 


【ボンバイエ】

 

 


【こりゃ立派な桜だ】

 

門池は春の時期になると桜がとてもきれいに咲きます。
桜の木だけでなく、芝桜もあったりと目を楽しませてくれます。

散策の途中で気になる看板を発見。

 

 


【ってかゴルフやったやついるのかよ】

 

注意書きに具体的にゴルフの名称が出てくるのなんてゴルフ場かゴルフショップぐらいですよね。
みなさん、門池公園ではゴルフをやってはいけませんよ。
*他の公園もダメです

そんなゴルフゾーン(禁止だけどね)を抜けると急に石垣が現れます。

 

 


【なんだ城跡か?】

 

 


【へー経塚なんだ】

 

 

ついつい長塚京三さんと混ざってしまいますがここは経塚です。
今回なんだか説明が多くなっちゃってますので詳しくは写真をご覧ください。

 

 


【なんで…普通のお墓も…写真気まずい…】

考える葦が足で稼ぐ

ここは池、水辺なのでかわいい小川もあったりします。
いやー癒されますね。

 

 


【夏の小川もサラサラいってたよ】

 

池の葦の中を散策出来る遊歩道もありました。
ありましたが…

 

 


【あゝ無情】

 

緑地公園課の皆さん、是非宜しくお願いします!
いやむしろ市議会議員の皆さん?市長?
いずれにせよ、予算を叩き出すために景気上げなきゃね!

ここからほとりのキレイな写真をしばらくご覧下さい。

 

 


【バッチリほとってるな〜】

 

 


【日本人の大好きな木漏れ日】

 

 


【夜はライトアップされたりもするよ】

 

 


【すぐ横の川沿いも散策スポットです】

きれいな門池への道

そんな門池も、ため池ならではの水質問題で悩まされています。

 

 


【大量のアオコ発生中】

 

帰って来て調べた所、家庭内の排水など水の栄養が増した所で水温が高まった時期に発生する淡水の赤潮的な存在のようです。
関東大震災以降、近隣の黄瀬川の水量が激減したことにより水の循環が悪くなり、水質汚染が深刻な様です。
ただ誰もが手をこまねいて見ているだけではなく、色々な人が水質検査や研究、改善などの取り組みを続けています。

その昔は近隣のキッズ達が泳いでいたと言われる門池、いつの日かまたそんな泳げる門池が戻ってくるかも知れませんね!(泳いだことはないですが)

次世代に残したい風景

いかがでしたでしょうか?

ヘラブナ釣りの好きな織田裕二が愛したとも言われる門池。
ブラックバス釣りが好きなキムタクが愛したとも言われる門池。

皆さんの街にも愛すべきほとりがあると思います。

いつまでもそのほとりが愛されるように、次世代に渡して行きたいですね。

 

来た時よりも美しく。

 

ゴミは持ち帰ろう。

 

なんだかすごく当たり前の事が大切なんですね。

それでは、最後に門池の入口にある小さな石橋の写真をご覧頂いてお別れしましょう。

 

それでは、また会う日まで!

 

会えるときまで!

 

 


【どこからどこに渡らせる気だよ】

 

 

門池公園

〒410-0012

静岡県沼津市岡一色字門池786−9

年中無休

24時間営業

 

PROFILE

Takashi Endo
Takashi Endo
ロックバンド「GOOFY'S HOLIDAY」のボーカル/ギタリスト。
1994年に結成後、全国のライブハウスを股にかけて活動中。
「インディー界一のツブシのきく男」「バンド界の激安グルメ王」「元気の国の王子様」「マスターオブ弾きたがり」など様々な異名を持つ。
バンド以外にも沼津市でMUSIC BAR「Quars」を経営したり「Tube Drive Records」という弱小レーベルをやったりとそこそこマルチに活躍、どれもまんべんなく儲かっていない。
愛する地元と地球をよりよくするため出来る範囲で健闘中。