2017年12月10日(日)に、毎年恒例の「ワイワイ沼津なべフェスタ」も第8回目。今年は、第1回目の音楽イベント「オドリバマルシェ」も同時開催です。
朝8時からスタートのぐるめ街道会場の振る舞い鍋は、先着300名(無料)の早いもの勝ち。開始前から長蛇の列ができていました。
▲「漁師の沖上がり鍋」。ドドーン!と贅沢に伊勢海老でダシを取っています
冷えた身体があっという間にあたたまる鍋は、たっぷりの地魚のアラや地磯のカニなどで出汁を取った、甘辛い味噌仕立て。野菜や鶏肉などの具材も入っていて食べごたえ十分です。同時配布の「トロさば塩焼き」を味噌汁にトッピングして、さばの塩焼きからしみ出る旨みといっしょに味わうもよし、別々にいただくもよし。
▲トロさば塩焼き(写真右手奥)をトッピングしていただく。こんなに贅沢な味噌汁が無料で振る舞われるとは…沼津ぐるめ街道、太っ腹!
この「なべフェスタ」は沼津市内7か所で行われました。各会場で鍋を食べたお客さんが投票し、当日の15時にはナンバーワンが決定。その結果……ぐるめ街道会場は第3位でした。街なかの会場からぐるめ街道まで距離があったにもかかわらず、3位とは大健闘でしたね。
会場には、味噌汁を食べたお客さんたちの「美味しい!」という笑顔があふれていました。みなさんの笑顔をたくさん獲得できたからこそ、第3位に輝いたのではないでしょうか。
記念すべき第1回目の「オドリバマルシェ」スタート!
「オドリバ(踊り場)」とは、階段の上と下を結ぶ連結部のこと。
その「オドリバ」のように何かを結びつけ、人が集まり出会いや発見があるように。そして、ここで多くの参加者に楽しみを見つけて欲しいという想いが、「マルシェ(市場)」という形に結実したのだそうです。今回は、記念すべき第1回目の開催となります。
▲岡宮 百笑(ひゃくわらい)の会の野菜販売。沼津市岡宮地区ではじつに多くの野菜が作られています
▲大きなロマネスコ(カリフラワーの仲間)は、スーパーで買うよりも断然安い!
▲ミゼットファームの杉山さんが育てた「鶴首かぼちゃ」。ポタージュスープにするのがおすすめ
▲花も販売しています。2個で150円とは、激安ですね
▲三島西麓野菜のブースでは、ひものんが何やら買う様子…!?
▲「ひものん、これが美味しいよ!」おねえさんが色鮮やかな紅大根をおすすめしています
▲沼津屋さんの「ボイル甘エビ」。解凍してそのまま食べても、お味噌汁に入れても美味しい
▲小笠園はお茶の詰め放題と、きざみめかぶの販売。きざみめかぶの有能ぶりを熱く解説くださり、思わず財布の口が…
▲バザーでは、G党にはたまらない激レアなお宝を発掘しました!
▲沼津市大岡にあるカフェ「アリクイショクドウ」さんの美味しいマフィン。コーヒーにぴったりです
▲長泉町のカフェ「awatenvou」さんは、一杯ずつハンドドリップで淹れるコーヒーなどを提供
▲「くじらや」さんの「うなぎ丼」は500円という破格!ほかにも、「伊豆海」では限定30個の「しらす丼」を販売していました
▲オシャレなディスプレイと色鮮やかな花が目を引く、沼津市大岡の花屋さん「APPLE SEED FLOWERS」
▲つちやベーカリーさんのパンも大人気。ソフトなフランスパンでマーガリンと塩を包んだ「塩パン」が好評
▲ドラム缶を加工したバーベキューグリル(写真右手)でじっくり焼いた「ジャークチキン」が看板メニュー。香ばしい匂いに誘われて、多くのお客さんが足を止めていました
▲香ばしいジャークチキンをのせた「カレーヌードル」は、オリジナルのスパイスカレーがベース。カオソーイ風に仕立てたエキゾチックな味です。ひと口すすれば、身体がポカポカと温まります
▲Instagramでも話題の武井牧場さん!おいしい牛乳やプリンがお客さんに大人気でした
▲OTO市場でもおなじみ、シンガーのCANARYさんのお店「HATATOHANE」。おしゃれな雑貨はどれもセンス抜群で、あれもこれも欲しくなってしまいます。ほかにも、子供向けのワークショップやマッサージ(ボディケア)が出店していました。
▲人気のインドカレー屋さん、JEETのキッチンカーもやってきたぞ!
じつにさまざまなジャンルのお店が集まっていましたが、どのお店もみんなクオリティが高く個性的。とくに飲食店はボリュームも味も大満足の料理ばかりでした。振る舞い鍋に間に合わなくても「オドリバマルシェ」で充分楽しめちゃいますね。
フォトジェニックなインスタスポットもありますよ
2017年はSNSアプリInstagramが注目され、「インスタ映え」なる流行語も誕生しました。
それと同時に写真映えする場所や食べ物、おしゃれなスポットにも人気が高まり、人気のインスタスポットが連日大賑わいするという現象が起こりました。オドリバマルシェにも、そんな「インスタ映え」する素敵な撮影スポットが数か所用意されていましたよ。
▲顔をハメる位置が明らかにおかしい…だがそれがいい!
▲大迫力のサウンドシステムやロックの神様と写そう!
そのほかにも、会場内には絵になる場所がたくさんありました。「最近インスタ使ってない…」「インスタにアップするネタがない…」という方はぜひ、ぐるめ街道や「味工房」「ジャンボひものセンター」へネタ探しに言ってみてください!
ありそうでなかった!最高のサウンドで最強の朝活
そしてさらに!オドリバマルシェには、美味しい料理とともに最高の音楽があります。
思わず身体を揺らしたくなる、重低音がガツンと効いたレゲエのリズム。まさに何でもありのワクワクするような「オドリバ(踊り場)」になりました。多くの人がスマホやmp3で音楽を聞く世の中。それもいいけど、ちょっと物足りなく感じませんか?休日ぐらいは、ありえないくらいデカいスピーカーで、しかも野外で、いい音を聴こうじゃありませんか!
巷では「朝活」なるものが流行っていますが、これも立派な「朝活」。休日の朝から音のシャワーを浴びることができるなんて、音楽好きにはたまらないイベントですね。
▲どデカいサウンドシステムと一緒に、横浜からWAREHOUSE SOUND SYSTEMが来沼!
▲SKYLINE SOUNDが抜群の選曲でDJを披露
横浜から来てくれたアーティスト、NUTTY-Uさんのパフォーマンス。LoopStationという機材を使って、さまざまなリズムや音のヒューマンビートボックス、ラップなどを重ねていき、ひとつの音楽に仕上げていきます。見事なパフォーマンスに、お客さんたちは大きな拍手を送っていました。
▲横浜から来てくれたNUTTY-Uさん。自らの声を駆使し魔法のように音楽を作り出す
ヒューマンビートボックスを使い、三木道三「Lifetime Respect」、坂本九「上を向いて歩こう」といった名曲のカヴァーを披露してくれました。
またOTO市場終盤には、オスマン・サンコンさんのご長男、ヨンコンさんも飛び入りDJとして参加!
▲ヨンコンさん、オシャレでさわやかな青年でした
昨年、三島市に移住してきたヨンコンさん。「(この重低音が)三島の自宅まで聞こえてきました!」と、会場のお客さんの心をガッチリつかんでいましたよ。さすがです!
素敵なショップが楽しめ、腕利きのプレイヤーたちが披露するいい音楽に体を揺らしながら、美味しい料理も食べられる!今後の「オドリバマルシェ」にも期待がかかります。
ぐるめ街道は、伊豆縦貫道の岡宮ICを降りてすぐ。車が少ない時間帯なら、塚本ICから20分ほどで到着します。伊豆方面からのアクセスが断然便利な立地。レジャーの道すがら、気軽に立ち寄れるので、ぜひ訪れてみてくださいね!
PROFILE
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伊豆在住フリーライター/伊豆グルメ研究家。
駿東郡清水町出身。チャリンコで沼津市の某高校に通っていました。
映画鑑賞やバンギャ活動ばかりにうつつを抜かし、落第ギリギリで高校を卒業。その年に上京し、映画雑誌編集部、某ロックバンド事務所での丁稚奉公、寿司屋でのバイト、音楽系雑誌編集プロダクションの編集者などを経てUターン帰郷。フリーランスとして地元新聞社の書籍や雑誌などに取材・執筆・撮影で楽しく携わる。現在はWebサイトや雑誌へ記事・エッセイを楽しく寄稿しております。
学生時代がダメでも、好きなことをやり続けていれば人生なんとかなります、たぶん。でもお金は儲からないです。
昭和レトロ、昭和歌謡、ニチアサを中心とした特撮、インダストリアル(音楽の方)などに対して食指が動きます。
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