漁師の本気(アジ)

いけすや

こんにちは。真夏ですね。
真夏といえば海、海と言えば魚、魚と言えば沼津ですね。
かように沼津は魚が美味しいイメージが強いかと思います。
中でも沼津が自慢出来るのはやはり近海の女王「アジ」です。
オスでも女王なのかっていう細かい所は一旦置いておくとして、その味と食感は他の地域とはひと味もふた味も違うのです。
ただアジの問題点としては「味を語る時に必ずダジャレっぽくなってしまう」という事です。
本日の記事では出来るだけダジャレを避けて更新して参りたいと思います。

 

さて本日ご紹介するのは沼津市の内浦漁港にできた「いけすや」でございます。
漁協直営のこのお店、味のいいアジが思う存分堪能出来る!とオープン以来評判です。
果たして、どれだけ味のいいアジが食べられるのか楽しみですね。

 

という事で向かうは内浦漁港。
沼津市を南北に走る主要幹線道路の414号線を頑なに南下し、右手に駿河湾を望みながら走ると「いけすや」は現れます。(脇見運転はダメ!絶対!)

 


【この写真は分かりやすいように逆側から撮影】

 

 

目の前に海が広がる最高のロケーションです。
ここで潮の香りを全身に感じながら食べるアジの味を想像するだけで…じゅるり…よだれが…

 

 


【たるんだトラロープの意味】

 

 

そして建物のすぐ脇には足湯らしきものがありました。
ここでアジを食べて、海を眺めながらゆっくり足湯に浸かって旅の疲れを癒して欲しい…。
内浦漁協もなかなか味なマネをしますね!
せっかくなので足湯の様子を見てみましょう。

 

 


【あれ魚泳いでる】

 

へー!お湯の中でも泳げる魚いるんだ!
さすがは伊豆半島温泉どころだねってそんなワケないですよね。どうやら海水を汲み上げて小さな魚を泳がせているようです。
用途を考えたのですが、恐らく夏場はここを解放して子供が魚と戯れられるようになっているのではと予想します。
魚はたまったもんじゃないですけどね。
しかしその用途も正解を確認したワケではないのでイマイチ釈然としません。
誰か正しい用途を教えて下さい。

 

と前置きも長くなった所でそろそろ本題に行きましょう。
店内にインすると早くもお客さん多めで賑わっています。

 

 


【一旦スマホやめようか】

 

 

ここは始めに受付でオーダーをしてお金を払う先払いシステム。
私は「漁師の本気のまご茶定食」、一緒に行ったW氏は「二食感活あじ丼」をチョイス。
さぁ、漁師の本気を見せて貰おうか!

 

 


【本気と書いてアジと読む】

 

 

うわーメチャうまそう!
左手前のアジ丼はそのまま楽しみ、一つ奥の蓋がしてある容器に入ったご飯にアジのたたきを投げ込んで、まさかの熱湯をかけて食べるスタイル!
え?そこはダシの効いた汁じゃないの?と思い店員さんに尋ねてみると

「熱湯をかける事によって十分アジからダシが出ますから。」との事。
なるほど!

ぬるいお湯だとくさみが出ちゃうのでくれぐれも熱湯でとの事でした。
「えー!熱湯なんて持って来てないよ!」と思いましたがそこはさすがにお店で用意してくれてありました。
足湯がないから熱湯もないと思い込んでいました…(ウソ)

 

アジ丼はもはや語るまでもないほど絶品で、美味しいアジ以外はちょっと苦手な筆者がとても美味しく感じたので元来のアジ好きな方は狂喜乱舞してしまうかも知れません。
くれぐれも眼前の海に落ちないようにお気をつけ下さい。

まご茶もこれまた初めての体験、熱湯のおかげで本当にくさみのないサラッとした味わい。
薬味も入れてあれよあれよと言う間にかきこんでしまいました。
あー書いててまた食べたくなって来た。

 

 


【もはや色味も違うのね】

 

 

「二食感活あじ丼」は当日活き〆したアジと前日に〆て寝かせて熟成したアジとの食べ比べができる丼です!
嫌がるW氏から半ば無理やり丼を奪い取って食べさせてもらったのですが、これがまたびっくりするぐらい違うんです。
どちらが好きかは好みだとは思いますが、私は両方好きでした。
味の違い、皆さんも是非比べてみて下さいね。

 

アジだけではなく、店内には噂のアイドル(!?)IKS48の写真も掲示されていたり(諸事情により写真は割愛)、店舗の隣に沼津の名産品などもあったりと色々楽しめます!

足湯もあるかもしれませんよ! (ありません)

沼津エリア独特の文化も感じられる商品もあって、ちょいとお土産なんかも買えたりします。
是非覗いて見て下さい!

 


【へー!網で洗い物するのね!】

 

 


【SSへの過剰な気遣い】

 

 

沼津市民が食べても納得の美味しさ、県外のアジマニアの皆さんはもちろん地元の方も食べに行く価値ありです!
テラス席もあったりして、天気のいい日に直射日光vsアジの刺身のスリリングなレースを堪能する事も可能です。
モタモタしてたら命取りになるぜ!

 


【旅行中のカップルなんかにもオススメ!】

 

いかがでしたでしょうか?

 

紹介した沼津のアジ
食べる価値のある粋な味
真面目な漁師が育てた感じ
忘れられない食感のパンチ

 

おっと危ない

 

それでは最後に、やっぱり海ならではの風景写真をご覧いただいて本日は終わりにしとうございます。

 

また会う日まで!

 

会える時まで!

 

 


【やっぱり漁港といえばカモm…カラスかよ!】

 

 

あじ食堂 いけすや

静岡県沼津市内浦小海30-103

055-943-2223

営業時間 11:00〜15:00

定休日 水曜日

PROFILE

Takashi Endo
Takashi Endo
ロックバンド「GOOFY'S HOLIDAY」のボーカル/ギタリスト。
1994年に結成後、全国のライブハウスを股にかけて活動中。
「インディー界一のツブシのきく男」「バンド界の激安グルメ王」「元気の国の王子様」「マスターオブ弾きたがり」など様々な異名を持つ。
バンド以外にも沼津市でMUSIC BAR「Quars」を経営したり「Tube Drive Records」という弱小レーベルをやったりとそこそこマルチに活躍、どれもまんべんなく儲かっていない。
愛する地元と地球をよりよくするため出来る範囲で健闘中。